もこもかのべっそう

普段はTwitterに住んでるけど、たまに来る別荘がここです。

学内限定初心者に優しいハッカソンFunLocksを運営した話

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 はじめに

この記事は FUN Advent Calendar 2020 21日目の記事です。(ごめんなさい遅刻しました。)

昨日はchikuwait(@chiku_wait)の卒業研究で事故る可能性を減せるかもしれない10のTips - Man page of CHIKU_WAIT(2)でした。
最近、ハッカソン運営の片手間に研究みたいな生活をして、生活リズムが一定じゃないし休日は確保できてないしかといって研究に時間も割けていなかった私には耳の痛い話ですね。OSS研の良い例と悪い例みたいな…
スケジュール管理を頑張ろうと思いました。

 

Part1の内容は迷ったのですが、最近終わったばかりでとてもHOTな話題である、学内ハッカソンのお話をしようと思います。女子コミュニティ盛り上げたい話はまとまりませんでした。ごめんなさい。就活で考えが深まった部分があり、近々まとめたい気持ちはありますので、そちらは後日をお楽しみに…

 

※いつものブログより口調ゆるめです。Twitter寄りです。

 

 

 

 

学内ハッカソンの歴史(?)

私が知っている限り、未来大が主体かつ未来大生がメインターゲットのハッカソンは、私の入学時頃から行われています。(私が知らないだけでもっと前からあるかも)

FUNHACKSというイベントが2016年に、市内の18~19卒未来大生だけじゃなく、高専生/高校生なども対象に行われていたようです。ちょうど私が学部に入学した年ですね。とはいえ私は当時は全然このイベントを知らず、P2HACKS令和元年の運営やるときに初めて名前を聞きました。昔は全然こういったイベントにアンテナを張ることができていなかったのが悔やまれます…

そしてその2~3年後に行われたのがP2HACKSです。P2HACKSはFUNHACKSとは違い、未来大生限定かつプロジェクト学習未経験者向けハッカソンでした。このときの流れが今年のFunLocksまで残っています。P2HACKSの運営については、私の3個上の先輩であるやまたくさんが書いてくださっているので、そちらをお読みください!

pinkie-leader.hatenablog.com

P2HACKSと同じ年(次年度)に行われたのがP2HACKS令和元年です。こちらのハッカソンからは私も運営として関わりました。頼りになる先輩方と仲の良い同期達と共に、慌ただしくも大きな事件などは起こらず無事に運営をこなしたつもりです。P2HACKS令和元年の運営については、私の2個上の先輩であるぼぶさんが書いてくださっているので、そちらをお読みください!(デジャブ)

bob2525yokoyama.hatenablog.com

 

 

 

そして今年度

そんなこんなで、「来年度もハッカソン引き継げるといいね」みたいな雰囲気でP2HACKS令和元年を終えました。そして、今年度を迎えたものの、新型コロナウイルスの影響で、なかなかペースが掴めず(?)「今年度どうする…?」という話になったのが6月末でした。そして7月中旬に予備打ち合わせをし、7月下旬からゆっくりと動きはじめました。ぼぶさんの記事を見ていただければ分かる通り、これは去年のスケジュールよりだいぶ遅いです。すべてコロナが悪い…

いろいろあって、なんとかできたのがFunLocksです。FunLocksの概要とかはリンク先のサイトを見てください。ちょっと頑張って作りました。

 

funlocks.github.io

 

 

 

スケジュール

  • 7月下旬:Slackワークスペース設立
  • 8月:スポンサー依頼資料のたたき台作成
  • 9月下旬:会議開始
  • 10月上旬:ハッカソン名称決定、ロゴ依頼、スポンサー募集開始、メンター募集開始
  • 10月下旬:エントリー開始、宣伝開始、公式サイト立ち上げ
  • 11月上旬:メンター確定、ルーブリック作成開始
  • 11月下旬:勉強会実施、スケジュール確定

ざっくりこんな感じでした。開始は7月と言っても実質動き始めたの10月以降みたいなところがあります。おかげで勉強会実施とかいろいろ後半に詰め込みすぎたので反省してます…本当にギリギリスケジュールすぎる…

 

 

 

運営内訳

最初は

  • M1:2人
  • B4:2人
  • 先生:2人

の感じでした。もちろんこれでは足りないので「徐々に周り誘っていくか~」という雰囲気で、去年と同じくらいの人数で運営できればいいなと思っていました。

しかし、同期が研究で忙しくなって先輩もいなくて去年のメンバーが私以外消滅したので「これ存続やばい…とりあえず私は残って引き継ぎしてB4メインで頑張ってもらうか…?」と思ってたところ、B4も1人消えました。そして2人なんとか誘われてくれ、最終的には↓

  • M1:1人(私)
  • B4:3人
  • 先生:普段は1人で当日もう1人

例年少ないと思っているのになんだこの最小構成は…という感じになりました。スケジュールも人数もギリギリなのに何でうまくいったのか逆に不思議になってきたぞ??たぶん他の運営メンバーがめっちゃ頑張ってくれたからです。

 

 

 

P2HACKS令和元年との違いは?

去年のぼぶさんと同じこと書いてもあまり意味ないと思うので、去年と違ったところについて書き残しておきます。

 

1. 人数が少ない/学年の偏りが激しい/知っている人同士ではない

去年、学生の運営が6人だったのに対して、今年は4人でした。オンラインだったからどうにか回せたけど、オフラインだったら見回りとかお弁当配布とか会場手配に人が足りなくて実施できなかったと思います。

あと、私以外の運営がB4の3人だったので、私は3人のことをよく知りませんでした。実は顔をちゃんとみたのもハッカソン初日が初めてでした。最初はどのくらいの距離感で話せばいいか悩みましたが、慣れで乗り切りました。むしろ私は口うるさかったかもしれない…すまない…

B4ばかりだと、卒研中間発表の時期に私以外のみんなの手が空かなくて、なかなか進めるのが難しかったり…去年のぼぶさんが挙げていた

運営は上記メンバで行いました.学生通しは普段からよく話すメンバであり,学年もバラバラであることからタスクの振り分けがしやすかったです.

この真逆を行ってしまったわけですね。運営も1つのチームですので、やっていけばチームワークはよくなるというのと、運営のリーダーやってくれたFuyaくんは他のメンバーに積極的にタスクを振ってくれたので、どうにかなったという感じです。ただ、学年については正直どうしようもできない時があるので、できれば各学年同じくらいの人数にするのがベストだなと感じました。

 

2. 基本的にすべてがオンライン

ハッカソン期間がオンラインなのはもちろんのこと、ハッカソン初日まで顔を見てなかったという点からわかるとおり、話し合いもすべてオンラインで行いました。

オンライン会議では、Zoomを用いて、そこまで困ることもなく進められました。しかし、オフライン会議では移動中や早めに集まったときに起こるような雑談などが、オンライン会議では起こらず、心の距離を縮めるのは難しかったかな…と思います。開発期間用のDiscord鯖立ててからは、運営も会議時間以外にそこで会う(?)機会ができたため、話すハードルが少し下がりました。もっと早くDiscord用意すべきだったかも…?

 

また、ハッカソン期間もすべてオンラインということで、ツールの選定や、参加者と運営がどうコミュニケーションを取るか、企業の方と参加者にどう交流してもらうかなど、すごく悩むポイントが複数ありました。

ツールについては、とりあえずテキストのやり取りには弊学では比較的慣れている人が多いと思われるSlackを使用しました。絵文字を導入したり、質問に対応しやすいようカスタムレスポンスやSlack App(Bot)を用意したり、いろいろ工夫しましたが、結局最後までSlackにあまり投稿してくれない参加者がいたことや、企業の方が連絡を見逃してしまうことがあったのは反省点です。

音声のやり取りには、初日と最終日(開会式/閉会式など)にはZoomを使用しました。初日と最終日は絶対参加者を置いてけぼりにしてはいけない場面ですので、弊学の講義で普段から使われているツールでやるという選択は無難だったと思います。そして、平日(開発期間)にはDiscordを使用しました。選定理由としては、ホストを用意せずに好きなタイミングで誰でも入ることができるツールの中で、無料の範囲で人数制限に引っかからなかったという点が大きいです。(NeWorkを使ってみたかったのですが、50人までなので無理でした。)あとは、Discordは弊学公式で使われる場面は少ないものの、学年によっては非公式で鯖が立っていたり、友達同士がゲームで遊ぶときに使われていたりと、比較的参加者が馴染んでいるツールということも少し影響しています。とはいえ、Discordのボイスチャンネルを1チームに付き1つしか用意していなかったため、フロントエンドとバックエンドの人で会話を分けたいというニーズに対応しきれておらず、結局運営側で用意したDiscord鯖を使わないチームもありました。

Discordのボイスチャンネルも、Slackのチャンネルも、GitHubリポジトリも、参加者から増やしてほしい要望があれば対応できたと思いますが、要望待ちの姿勢が良くなかったかな…と反省しています。

 

オンライン開催で良かった点としては、スポンサー企業の皆さんの拘束時間が最小限で済んだことと、平日の開発期間でもメンターや運営が参加者の質問に対応しやすかった点だと思います。

スポンサー企業の拘束時間については、去年は「何時の飛行機で帰れるように何時に懇親会を終わらせなきゃいけないから、発表会はこの日で…」という感じで、基本的に企業さんの拘束時間(日数単位)を飛行機の時間をもとに計算していました。今年については、「開会式をこの時間からにすれば午後だけZoomに来てもらえば大丈夫」といったように、Zoomにお呼びする時間をある程度固める程度で済みました。今回は企業の方の人数も多かったため、企業の方の負担が軽減できたのは良いことだと思っています。

質問対応については、Slackで来た質問には空き時間に答え、夜はDiscordで待機していれば参加者がどんどん質問にきてくれる…というのは「平日でもちゃんとハッカソンしてる!」という感じで良かったです。ただ、夜何時まで対応するのかを明確に決めていなかったため、メンターには負担をかけてしまいました…次もこの形式だったらちゃんと時間制限を設けるべきだと思います。ごめんね(特に同期の)メンター!

 

3. 主催が大学オンリー

地味に各所に影響しているポイントです。やまたくさんのブログを見ていただければ分かる通り、P2HACKSは共催の企業さんがいました。(ちなみにFUNHACKSも)

今年は諸事情により大学からのある程度の縛りがあったことなどがあり、基本的に大学内で完結させることになりました。影響範囲としては

  • スポンサー企業の取りまとめが大変(先生に一任してしまったので本当に先生に頭が上がりません)
  • テーマがある程度絞られる(テーマをコロナ対策に絞りたい大学側の思惑を感じつつ、なんとか参加者が参加しやすいようにテーマの解釈を広げるのが少し大変だった)
  • 賞として渡せるものが限られる

といったことでした。

1つ目の項目のことがあり、今回は高度ICTサポート企業の方々に先生経由でスポンサーをお願いすることになりました。「高度ICT演習/コースをサポートした上でハッカソンのスポンサーまでできる企業さん、すごい…」といろいろな企業を見ている最中(就活中)の私は思うばかりです。本当に感謝しております。

 

 

 

結局運営やってどうだったのよ

正直、嵐のように過ぎ去ったというくらいの感覚なので、もう少し時が経ってからまともな反省がもっと出てきたりとか、寂しい気持ちが出てきたりするのかな…という感じです。

今思うことは「とりあえず、無事に終わってよかった」「喜んで/楽しんでもらえてよかった」「がんばってよかった」「今後も力になれることは頑張ろう」といったことです。語彙力なくて申し訳ないです…

「先輩からこのイベントを引き継げるのは私しかいない」というプレッシャーと責任感のようなものを感じてがむしゃらに動いてきたので、最終発表で感謝を述べられたり、楽しかった、成長できたと言ってもらえたときには、勝手に報われた気がして泣きそうになっていました。責任感から解放された+報われた気がした結果が上記の4コメントだと思うと納得できるのではないでしょうか(?)

 

自分自身は1,2年生のときはこういったイベントに参加せず(存在もほぼ知らず)、端的に言うともったいない時期を過ごしていたなと思います。このイベントを続けることで、私のような人が減るならそれだけで嬉しいです。楽しそうな声を聞けるとさらに嬉しいです。感謝されるともっと嬉しくなっちゃいます。私の行動動機は単純なので、そんな”嬉しい”を集めるために動いていたようなものです。今回のFunLocksはこれらの”嬉しい”を集められたので、幸せなイベントでした。

”嬉しい”をくれた、参加者の皆さん、スポンサー企業の皆さん、本当にありがとうございました。

共に頑張ってくれた運営の皆さん、メンターの皆さん、本当にありがとうございました。

 

地方学生ならではのあれこれとか後輩に対する思いとかも書こうかなと思いましたが、「ほぼほぼぼぶさんが書いてくださっているのでいいか!」という気持ちになりました。このあたりについては、ぼぶさんの思いに賛同して動いてたので、そちらを読んでいただければ十分です。

 

 

 

おわりに

遅刻して焦って書いてるので、全然まとまってなくてごめんなさい!今までで一番書きなぐりという感じのブログになってしまいました…

明日(今日)のPart1の担当はあわあわくん(@materialofmouse)です。あれ、Part2のときも私の次の日だったね…?今度は技術寄りの話になりそうですね。お楽しみに!